トップページ > コラム一覧腎臓の痛みと腰痛の原因は?どんな痛みで気をつけるべき?

腎臓に関連する腰痛の主な原因

腎臓が痛い男性

腎臓の病気はしばしば腰痛と関連しています。
腰痛が腎臓の疾患によって引き起こされる場合、痛みの原因やその進行具合は病気によって異なります。
腎臓に関連する腰痛を引き起こす主な病気とその症状について詳しく解説します。

尿路結石が引き起こす腰痛の原因

尿路結石は腎臓や尿管に形成される硬い結晶で、これが腎臓や尿管に詰まることで激しい痛みを引き起こします。
尿路結石が引き起こす腰痛は、通常、突然の鋭い痛みとして現れ、腰から下腹部や股間、鼠径部に放散することがあります。この痛みは波のように強くなったり弱くなったりし、結石が尿管を移動する過程で特に痛みが増します。
尿路結石による痛みは、腎臓の背面や腰の片側に集中することが多く、激しい痛みが数分から数時間続くことがあります。結石が小さい場合でも、尿路を塞いで痛みを引き起こすことがあるため、十分な注意が必要です。

尿路結石の特徴的な症状としては、腰痛に加えて血尿や排尿時の痛みが現れることがあります。
これらの症状が現れた場合、早急に医師に相談してください。

腎盂腎炎と腰痛の関係

腎盂腎炎は腎臓の内部にある腎盂(腎臓の尿が集められる部分)の感染症で、通常は細菌感染によって引き起こされます。腎盂腎炎が進行すると、腰痛を伴うことがよくあります。この場合の腰痛は、鈍い痛みとして背中や腰の下部に現れ、感染が広がるにつれて痛みが強くなることがあります。腎盂腎炎は発熱や寒気、排尿時の痛み、悪寒などを伴うことが多く、腰痛が続く場合には感染症の可能性を考慮し、早い段階で治療を受けることが必要です。

腎盂腎炎による腰痛は、急性または慢性の感染症によって引き起こされることが多いため、痛みが続く場合は腎臓の検査を受けることが重要です。

水腎症と腰痛の関連性

水腎症は腎臓に尿がたまって膨張する状態で、尿路の閉塞や障害が原因で起こります。この状態では、腎臓内の尿が適切に排出されず、腎臓が膨らんで圧力がかかり、腰痛が現れます。水腎症による腰痛は、鈍い痛みとして現れることが多く、腰の片側や背中の下部に感じることがあります。
尿が腎臓内で停滞すると、腎臓に過剰な圧力がかかり、その結果、痛みが引き起こされます。

水腎症はしばしば尿路結石や腫瘍、妊娠などが原因で発生することがあります。
この疾患による痛みは進行すると、さらに強くなることがあり、痛みが続いたり、血尿や発熱などの症状を伴うことがあります。水腎症が疑われる場合、早い段階で診断を受け、原因を取り除く治療が必要です。

水腎症は放置すると腎機能に影響を与える可能性があるため、腰痛が長引く場合は早めに医師に相談しましょう。

腎臓の痛みと腰痛の違い

腎臓の痛みと腰痛は症状が似ているため、混同しがちですが、それぞれには異なる特徴があります。
腎臓の痛みと腰痛の違いを明確にし、どのような症状が腎臓に関係しているのかを詳しく解説します。

腰痛と腎臓痛の痛みの違いとは?

腰痛は筋肉や骨の問題によって引き起こされることが多く、動作によって痛みが悪化することが特徴です。
一方、腎臓の痛みは腎臓自体の病気や感染症(尿路結石、腎盂腎炎など)によって生じ、痛みが動作に関係なく持続的または激しくなることがあります。
腎臓の痛みは、深呼吸や体を動かした際にも響くことがあるため、腰痛とは異なる感覚が伴うことが多いです。

腎臓痛が引き起こす可能性のある症状とは?

腎臓の痛みはしばしば他の症状と一緒に現れます。
腎臓に関連する疾患がある場合、発熱、排尿時の痛み、血尿、むくみなどが伴うことがあります。
また、腎臓に問題がある場合、背中の下部の痛みに加えて、腰痛とは異なる特徴的な痛み(鋭い痛みや鈍い痛み)が
現れることが多いです。腎臓が影響を受けていると、頻尿や尿量の変化が見られることもあります。
腎臓の病気が疑われる場合は、これらの症状を早い段階で認識し、医師の診断を受けることが重要です。

腎臓の痛みの特徴

腎臓の痛みは、痛みの場所や進行具合によって病気の種類を特定する手がかりになります。

腎臓の痛みが現れる場所とその特徴

腎臓が痛い女性

腎臓の痛みは、背中の下部や腰の周辺に感じることが多いですが、
痛みの場所は腎臓の問題がある部位によって異なることもあります。痛みは通常、腎臓がある側の片側に集中しますが、両側に広がることもあります。痛みの特徴としては以下のような点が挙げられます。

•鈍痛:腎臓の炎症や感染症(例えば、腎盂腎炎)の場合、
持続的な鈍い痛みが背中や腰に感じられることがあります。

•鋭い痛み:尿路結石などの病気では、激しい鋭い痛みが突然現れることがあり、痛みが波のように強くなったり弱くなったりします。

•放散痛:腎臓の痛みは時に腹部や股間に放散することがあり、
痛みが腰だけでなく下腹部や会陰部分にも広がることがあります。


腎臓の病気による痛みは、深い呼吸や体の動きによって悪化することがあり、腰痛とは異なる特徴があります。

その腰痛、実は腎臓の痛み?セルフチェック方法

腰痛が腎臓の痛みかどうかを見分けるためのセルフチェック方法をご紹介します。

腎臓が痛い男性

腎臓の痛みは以下の特徴があることが多いです。


  • 鈍い痛みが持続する
  • 鋭い痛みが突然現れる
  • 腰の片側、特に腎臓のある側に集中する
  • 痛みが深呼吸や体の動きによって悪化することがある


早い段階で適切な診断と治療を受けることで、
腎臓の疾患の進行を防ぎ、症状を軽くすることが可能です。

腎臓の痛みがある場合の受診目安

腎臓の痛みは放置すると、症状が悪化して腎機能に影響を与えることがあります。腎臓に関連する痛みが現れた場合、すぐに受診するべき症状を知っておくことが大切です。

すぐに受診したほうがいい症状

腎臓の痛みがあるとき、以下の症状が現れた場合は、すぐに受診することを強くおすすめします。

  1. 血尿が見られる場合
  2. 激しい腰痛や背中の痛み
  3. 発熱や寒気を伴う場合
  4. 排尿時に痛みを感じる場合
  5. むくみや体重増加が見られる場合
  6. 尿の量や色の異常

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