トップページ > コラム一覧 > 大人の食物アレルギー応急処置について|症状別対応と受診の目安

食物アレルギーとは?

顎に手を当てて考えている女性

食物アレルギーは、特定の食品に対して免疫系が過剰に反応することにより、皮膚、呼吸器、消化器などにさまざまな症状を引き起こす状態です。軽い発疹やかゆみから、呼吸困難や意識障害といった重篤な反応まで幅広く、急激に進行することがあるため、早期発見と適切な対応が不可欠です。

大人の食物アレルギーの症状別応急処置

食物アレルギーの症状は、軽度から重篤なものまでさまざまです。早期に応急処置を行うことで、症状の進行を防ぎ、最適な治療に繋げることができます。

自宅・職場・外食先での応急対応

食物アレルギーの症状が現れた場合、まずアレルゲンの摂取を止めることが最も重要です。状況に応じた迅速な対応が求められます。

  • 自宅での応急対応:食べ物を速やかに捨て、水でうがいをしてアレルゲンを洗い流します。軽度の症状には抗ヒスタミン剤を服用し、症状の進行を防ぎます。

  • 職場での応急対応:アレルゲンを避け、可能であれば外に出て新鮮な空気を吸います。症状が重い場合は、すぐに医療機関に連絡を取りましょう。

  • 外食先での応急対応:店員に症状を伝え、アレルゲンが含まれていないか確認します。アレルギー反応が出た食材を特定し、すぐに摂取を中止。必要に応じて、冷静に次の対応を決めます。

やっていいこと・避けたいこと

症状の程度に応じて、適切な対応を行うことが重要です。軽度・中度・重篤ごとに注意すべきポイントを以下に示します。

  • 軽度の場合:かゆみや軽い腫れには、抗ヒスタミン剤で症状を和らげることができます。ただし、自己判断で薬を過剰に使用しないように注意し、症状が進行しないか観察します。

  • 中度の場合:顔や口の腫れ、吐き気、嘔吐がある場合、すぐに受診を検討し、冷静に対応しつつ、当院に相談します。

  • 重篤の場合:呼吸困難や意識障害、急激な血圧低下が見られる場合、すぐに救急車を呼んで対応します。

アナフィラキシーが疑われるときの症状と対処法

ポイントを解説する画像

アナフィラキシーは、アレルギー反応の中でも最も重篤な症状で、迅速な対応が求められます。食物、薬物、蜂毒などが原因で急激に進行するため、早期に適切な対処を行うことが命を守ります。

アナフィラキシーを疑う主な症状

アナフィラキシーは急速に進行することがあり、以下の症状が現れた場合、すぐに対応が必要です。

  • 呼吸困難(息苦しさ、喉の圧迫感)
  • 意識障害(めまいや混乱、意識の低下)
  • 急激な血圧低下(めまいや失神)
  • 皮膚のかゆみや腫れ(特に顔や手)
  • 喉の閉塞感(飲み込みにくさ、呼吸困難を伴うことが多い)
  • 蕁麻疹(体の広範囲に広がる発疹)

119番通報から救急到着までにできること

119番通報後は、冷静に症状を伝え、救急隊員が到着するまで安静にしておくことが大切です。到着後は指示に従いながら対応します。

症状の経過と受診の目安

手足のしびれ以外にも以下のようなサインがある場合は、糖尿病の可能性を疑いましょう。

  • のどが渇きやすく、水をよく飲むようになった
  • 尿の回数が増えた
  • 体重が急に減った
  • 疲れやすくなった
  • 傷が治りにくい
  • 手足が冷たく感じる

これらの症状は軽度の段階でも現れることがあり、早期に検査を受けることで合併症を防ぐことが可能です。

食後どのくらいで症状が出やすいか

食物アレルギーの症状は、通常、食後数分から数時間以内に現れます。食べ物に含まれるアレルゲンが体内に入ると、早い段階で反応が出ることが多いため、少しでも異変を感じたらすぐに対応するよう心がけましょう。

様子見・受診・救急を判断するポイント

食物アレルギーの症状が軽度であれば、まずは様子を見て、症状の変化を観察することもありますが、呼吸がしづらくなったり、意識がぼんやりしたりするような場合には、すぐに受診を検討しましょう。

特に、症状が進行してきた場合には、迷わず救急車を呼んで受診することが重要です。早めに対応することで、症状の進行を防ぎ、落ち着いて対処できることが多いです。

大人に多い食物アレルギーの原因と予防方法

食物アレルギーの対象の食べ物

大人の食物アレルギーは、症状が急速に進行することがあり、早期の対応が求められます。原因となる食品を避けることが最も効果的な予防方法です。

大人に多い原因食品と注意したい組み合わせ

大人の食物アレルギーの主な原因食品には、甲殻類(エビやカニ)、ナッツ類、魚介類、卵などがあります。これらは少量でも強いアレルギー反応を引き起こすことがあり、特に注意が必要です。また、運動後にアレルギー症状が現れることもあるため、運動前後の食事には気をつけましょう。さらに、生の果物や野菜に反応して口内にかゆみや腫れが生じることがあります(口腔アレルギー症候群)。

子どもの食物アレルギーとの違い

大人の食物アレルギーは、子どもに比べて海産物やナッツ類などが原因となることが多く、アレルギー反応が急激に進行することがあります。子どもは乳製品や卵、ピーナッツにアレルギー反応を示すことが多いです。

当院で行うアレルギー検査と治療

聴診器を手に取る男性医師

当院では、アレルギーの原因特定から症状緩和まで、患者様一人ひとりに適した治療を提供しています。


血液検査で確認できること

血液検査を使用してアレルギーの原因となる物質を特定します。特にIgE抗体を測定することで、アレルギー反応を引き起こす食品や環境要因を明確にすることができます。

漢方治療を含めた当院の治療

食物アレルギーによる症状を和らげるために、当院では漢方薬を使用した治療も行っています。漢方は、体質を整え、アレルギー反応を引き起こしにくい体作りをサポートします。特に、胃腸の調子を整え、免疫バランスを改善することで、アレルギー症状の予防や緩和に役立ちます。

回避方法についてアドバイス

アレルギーの予防には、アレルゲンとなる食品や環境を避けることが大切です。日常的にアレルギーの原因を確認し、適切な食事管理を行うことで、症状を未然に防ぐことができます。具体的な方法についてもアドバイスしています。

横手市でアレルギーの症状が気になる方は「細谷内科医院」へ

食物アレルギーは、大人になって突然発症することが多く、早期の対応が重要です。特に、アナフィラキシーのような急激な症状に対しては迅速な処置が求められます。

当院では、症状の確認からアレルゲンの特定、治療まで、患者様一人ひとりに寄り添い、最適なサポートを提供します。

横手市でアレルギーに関する不安や疑問があれば、ぜひ一度「細谷内科医院」にご相談ください。

診療時間


受付時間

8:30-11:30


14:30-17:30

8:30-11:30


14:30-17:30

8:30-11:30


8:30-11:30


14:30-17:30

8:30-11:30


14:30-17:30

8:30-11:30


休診日:水曜日、土曜午後、日曜日、祝日、年末年始、お盆
※年末年始などの詳しい診療日、時間に関しましては、お知らせページをご確認下さい。

休診日のお知らせ
LINEQRコード

発熱、風邪症状の方はオンライン診療で対応いたします。右のQRコードをクリックして詳細をご確認ください

循環器内科
一般内科
呼吸器内科・胃腸内科
糖尿病
腎臓内科
心臓内科
アレルギー科・漢方治療
訪問診療
細谷内科医院